米テスラ、5G特許巡り敗訴 英高裁

AI要約

米電気自動車大手テスラが英国で5G対応自動車を発売するための特許ライセンス訴訟で、ロンドン高裁が訴えを退けた。

テスラは2023年に特許権者とのFRAND条件を求めて提訴し、高裁は一部訴えを却下する判決を下した。

特許3件の取り消し請求は続行可能とされ、インターデジタルとアバンシが勝利した。

米テスラ、5G特許巡り敗訴 英高裁

[ロンドン 15日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラが英国で高速大容量規格「5G」を搭載した自動車を発売するのを前に、5Gの特許ライセンスを求めて起こした訴訟で、ロンドン高等法院(高裁)は15日、訴えを退けた。米IT企業インターデジタルと特許ライセンスの交渉を手掛ける米アバンシが勝利した形だ。

テスラは2023年、インターデジタルを含む特許権者が所有し、アバンシがライセンスを与えている特許をテスラが使用する際のFRAND(公正、合理的、非差別的)条件を決定するよう求め、高等法院に提訴。インターデジタルとアバンシは請求を棄却するよう主張していた。

高等法院のティモシー・ファンコート判事は書面による判決で、テスラの請求は却下されなければならないが、インターデジタルの特許3件の取り消しを求める訴えは継続できると判断した。