アップル株が史上最高値更新、モルガン・スタンレーが買い推奨

AI要約

米アップルの株価が史上最高値を更新し、時価総額も世界最高に到達。

モルガン・スタンレーによる株価引き上げや新技術導入の影響で、アップルの株価は急騰。

新技術の導入により、今後2年間でのiPhone販売が大幅に増加する可能性がある。

アップル株が史上最高値更新、モルガン・スタンレーが買い推奨

[15日 ロイター] - 15日午前の市場で、米アップルの株価が2.5%上昇し、史上最高値を更新した。モルガン・スタンレーが「トップピック」に指定したことを受けた。モルガン・スタンレーはアップルの目標株価も216ドルから273ドルに引き上げた。

アップルの時価総額は3兆6200億ドルとなり、世界最高となった。同社株は年初来20%近く急騰している。

アップルは6月、音声アシスタント「Siri(シリ)」などのアプリに生成AI(人工知能)技術「アップルインテリジェンス」を導入すると発表した。米マイクロソフトが出資する米オープンAIと提携し、「チャットGPT」を製品に取り入れる。

モルガン・スタンレーのアナリストは「アップル・インテリジェンスはiPhoneとiPadの出荷台数を押し上げる明らかなきっかけとなる」と指摘。この新技術を使用可能なiPhoneとiPadはわずか8%にとどまるため、今後2年間で約5億台のiPhone販売につながる可能性があるという。従来は今後2年間で2億3000万─2億3500万台の販売を予想していた。