2024年公務員の「夏のボーナス」平均支給額はいくら?2020年からの推移も確認

AI要約

2023年の夏には公務員へのボーナス平均額が63万7300円で、民間企業よりも多いことがわかりました。

2024年の夏には公務員のボーナス支給額が前年比3.7%増の74万5792円であり、増加傾向が続いていることが予測されています。

公務員のボーナスは2020年から2022年まで減少していたが、2023年からは上昇傾向にあり、2024年にも増加していることが示されています。

2024年公務員の「夏のボーナス」平均支給額はいくら?2020年からの推移も確認

毎年6月下旬から7月上旬にかけて、企業によってはボーナスの支給が行われるようです。そんななか、2023年と2024年の夏に公務員へ支給されたボーナスの額が気になる人もいるでしょう。

今回は、公務員へ支給されたボーナスの平均額とあわせて、支給された日程をまとめました。あわせて、平均支給額の推移についてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

2023年の夏に公務員へ支給されたボーナスの平均額は、63万7300円となっていました。この金額は、一般職国家公務員(管理職を除く行政職職員)の平均支給額です。一方で、民間企業で2023年夏に支給されたボーナス平均額は、約40万円前後になっています。このことから、民間企業に比べると公務員への支給額は多いといえるでしょう。

ただし、民間企業の場合は、企業の大きさによって支給額も変わります。そのため、比較した際にどちらが安い・高いと一概に比較することはできません。

役職や評価によって支給金額が変動するのは、公務員も同じであるため、上記の金額はあくまでも目安として考えておきましょう。

では、2024年の夏のボーナスはいくらだったのでしょうか。みずほリサーチ&テクノロジーズの「2024年夏季ボーナス予測」によると、公務員一人当たりのボーナス支給額は前年比3.7%増の74万5792円とのことです(国家公務員と地方公務員)。

民間企業でのボーナス額は、コロナ禍から回復してきており、公務員のボーナスも同じく増加しています。この推移のままいけば、来年の公務員のボーナスも増加していくでしょう。

■公務員のボーナス支給額は2023年までどのように推移している?

公務員が受け取っているボーナスの平均支給額の推移を調べてみると、以下のような結果となりました。

表1

※内閣官房内閣人事局「令和2年~令和5年6月期の期末・勤勉手当を国家公務員に支給」を基に筆者作成

上記の表を見ても分かる通り、2020年から2022年までは、公務員のボーナスが減少していました。2023年からは上昇傾向にあり、2024年の支給額も増加傾向にあると言えます。

ボーナスが減少した理由としてさまざまなものがあげられますが、おもには新型コロナウイルスの影響があったと想定できるでしょう。実際、5類感染症と位置づけが変わった2022年から、公務員のボーナスは増えています。

もちろん、日本の経済状況が公務員のボーナス支給金額に影響を与えることもあるため、今後、どのように推移していくかは一概にはいえません。