毎年値上がりを続けるホットなフィリピン不動産市場…計画段階の物件を購入できる「プレセール」とは?【不動産投資のプロが詳しく解説】

AI要約

フィリピン不動産市場は毎年値上がりしており、新築、中古に加えてプレセールという購入方法が特徴的です。価格上昇の背景や注意点について解説。

価格上昇の背景として、経済成長、人口増加、消費意欲、為替の強さなどが挙げられ、不動産の価値は依然として高まり続けている。

日本と異なり、フィリピンではプレセールという購入方法が一般的であり、分割払いが可能な点が魅力的である。

毎年値上がりを続けるホットなフィリピン不動産市場…計画段階の物件を購入できる「プレセール」とは?【不動産投資のプロが詳しく解説】

毎年値上がりが続くフィリピン不動産市場。フィリピンでは新築・中古に加え、「プレセール」という購入方法があり、未建設の計画段階の物件を分割購入することができるのが特徴です。本記事では、町田健登氏の著書『フィリピン不動産投資術 ~月6万円から始められる年利8%のホテル投資のコツ~』(ビジネス教育出版社)より一部抜粋、編集して、フィリピン不動産の魅力と注意点について解説します。

フィリピン不動産の価格は毎年値上がりしています。実は、私は2014年に初めて不動産を購入しましたが、2020年の時点で既に価格は2倍になっていました。

正直、不動産バブルなのではないか? フィリピン不動産の価値上昇はストップすると考えていましたが、コロナによって一時的に物件の価格が下がったものの、ウクライナ戦争を経てもまだ新築は価格上昇が続いています。

私はフィリピン不動産の底力に驚きましたが、現在も破竹の勢いです。実際、10年前にフィリピンのワンルームを、約800万円で購入した日本人の知り合いの方がいますが、現在ではそのワンルームは1,200~1,300万円まで値上がりしています。

私は国の経済成長、増える人口、消費者物価指数が上がっても落ちない消費意欲、為替の強さ、インフラの整備等々、様々なデータを見る限り、一昔前のように、どの物件を買っても2倍も価格上昇するようなことはないとは思いますが、着実にまだまだフィリピン不動産の価値上昇は続くと考えています。

日本では不動産物件を購入する場合は新築か中古の2種類ですが、フィリピン不動産は新築と中古に加えてプレセールという購入方法があります。プレセールとは、まだ建設されていない計画段階の物件を購入することです。

プレセールには分割払いができるというメリットがあり、長いもので4~5年払いが可能です。例えば、1,000万円の不動産を購入する場合に、まず4年間で300万円だけ支払います。つまり、300万円÷48カ月=約6万円/月で積み立てていき、4年後に残金の700万円を支払うといった方法で購入することができるのです。