Ryzen上位モデルが一部で値下がりしたものの、値上がり店増加でショップ間の値差は拡大傾向 [7月前半のCPU価格]

AI要約

Ryzenの一部製品は値下がりしており、一方で複数のショップでは値上がり傾向が続いている。

Ryzen Threadripper PRO上位モデルの特売は終了し、価格は若干上昇している。

Intel第14世代も一部で値上がりしており、平均価格は上昇傾向にある。

Ryzen上位モデルが一部で値下がりしたものの、値上がり店増加でショップ間の値差は拡大傾向 [7月前半のCPU価格]

Ryzenの一部で値下がりが続くも、複数ショップの値上がりで実売価格の開きは一層拡大

 Ryzen 7000シリーズの一部で値下がりが継続。「Ryzen 9 7950X3D」が800円安の87,980円、「7900X」が2,400円安の58,480円、「7900」が2,100円安の55,700円などとなっている。Ryzen 5000/5000Gシリーズも、「Ryzen 7 5700G」が2,130円安の28,670円に下がった。

 ただし、前回お伝えしたように、Ryzenはショップによっては値上がりが起きており、今回調査では実売価格範囲が一層拡大。特に上位製品は、「7950X3D」が87,980~114,800円、「7950X」が79,780~106,800円、「7900X3D」が66,330~87,800円など極端に大きい。平均価格も「7950X」が11,462円(14.0%)上昇したのをはじめ、下表のように大幅な上昇を記録している。

 なお、前回調査で見られたRyzen Threadripper PRO上位モデルの特売は今回調査で終了。7月6日時点の最安値は「7995WX」が181,980円高の1,779,980円、「7985WX」が151,980円高の1,299,980円と、特価前より若干上がった。

 Intelもまた、第14世代が一部ショップで値上がりの動き。「Core i9-14900KS」が1,180円安の112,800円に下がったのを除き、最安値はほぼ横ばいだが、最高値は14900クラスが3,000円以上の上昇となるなど、全体的に高くなった。このため、平均価格は2~3%台の上昇となっている。