米マイクロストラテジー、1対10の株式分割を発表

AI要約

米ナスダック上場企業マイクロストラテジーが、株式分割を決定し株価上昇を果たした。

株式分割は投資家や従業員にとって利用しやすい株を提供することを目的としている。

マイクロストラテジーはビットコインを購入し最大の暗号資産保有企業となり、株価も急騰している。

米マイクロストラテジー、1対10の株式分割を発表

ビットコイン(BTC)の購入を積極的に進めている米ナスダック上場企業マイクロストラテジー(MicroStrategy)が、同社取締役会でクラスAおよびクラスBの普通株式1株につき10株の割合で株式分割することを決定したと7月11日発表した。

なお、これにより同社の株価は取引終了前に4%上昇した。

同社によるとこの株式分割は、直近の市場取引で1,363ドルだった同社の株を、投資家や従業員にとってより利用しやすいものにすることを目的としているとのこと。

アナリストらは、マイクロストラテジーが準備資産の価値を保護するためにビットコインを購入したことが、デジタル資産と連動して動く傾向がある同社の株式の魅力を強めるのに役立ったと述べている。

マイクロストラテジーは、ソフトウェア事業の収益が悪化したため、2020年にビットコインの購入と保有を開始。現在では暗号資産を保有する最大の企業となっている。なお同社の現在のビットコイン保有量は、合計で226,331BTC。取得額は約83億3,000万ドル(約1.2兆円)となっており、1BTCあたりの取得額は36,798ドル(約496.7万円)となっている。

また同社の株価は2024年に入ってからこれまでに107%急騰しており、ビットコインは同期間に約40%上昇している。

※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。

Software firm MicroStrategy announces 10-for-1 stock split

(Reporting by Manya Saini in Bengaluru; Editing by Shinjini Ganguli)