NYダウ続伸4万ドル台回復 2カ月ぶり、利下げ期待で

AI要約

ニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3日連続で上昇し、4万ドルの大台を回復して取引を終えた。

インフレ鈍化を背景にFRBが利下げに踏み切る期待感が高まり、買い注文が増加した。

米CPIの上昇率が市場予想を下回ったことや米長期金利の低下が相場を支える要因となった。

NYダウ続伸4万ドル台回復 2カ月ぶり、利下げ期待で

 【ニューヨーク共同】12日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3日続伸し、前日比247.15ドル高の4万0000.90ドルと5月中旬以来、約2カ月ぶりに4万ドルの大台を回復して取引を終えた。インフレ鈍化を背景に米連邦準備制度理事会(FRB)が9月にも利下げに踏み切るとの期待感が広がり買い注文が膨らんだ。

 前日発表の6月の米消費者物価指数(CPI)で、前年同月比の上昇率が市場予想を下回った。インフレ鈍化を示す経済指標が買いの安心感につながったほか、米長期金利の低下も相場を支えた。前日終値からの上げ幅は一時500ドルを超え、取引時間中の最高値を更新した。