2024年上半期 株価上昇率トップ10は?【WBSクロス】

AI要約

2024年2月、日経平均株価が過去最高値を更新し、その後も4万円台に達した。7月4日にも最高値を更新している中、この記事では特に上昇率が高かった銘柄をランキング形式で紹介している。

アシックスが7位にランクインし、スニーカー部門の売上高が5割以上増加している。アシックスは機能性とファッション性を両立させ、海外での人気も高まっている。

9位のローツェと8位のダイダンは半導体関連の企業で、半導体ブームに乗り、好調な業績を収めている。

2024年上半期 株価上昇率トップ10は?【WBSクロス】

日経平均株価は2024年2月、バブル経済期につけた当時の史上最高値を更新。その後、4万円台に達しました。7月4日にも最高値を更新。この歴史的な株高の中、特に上昇率が高かった銘柄をランキング形式で紹介します。

①C&FロジHD

②ミガロHD

③アルプス物流

④フジクラ

⑤インフォコム

⑥アイザワ証券G

⑦アシックス

⑧ダイダン

⑨ローツェ

⑩ピー・シー・エー

まず7位にランクインしたのは、老舗スポーツメーカーのアシックスです。今年1月から3月までのスニーカー部門の売上高は1年前から5割以上増え、好調です。

ファッションの街、原宿にある店舗で試着していた客は、オーストラリアからの観光客です。

「軽くて快適。長時間歩ける」(オーストラリアからの観光客)

店内には他にも海外からの観光客の姿がありました。

「以前はナイキなど他のブランドも使っていたが、革新的ではなかった。アシックスは違う。ニュースタイルだ」(アメリカからの客)

機能性に加え、有名なアーティストとコラボするなど、ファッション性も打ち出しているアシックス。海外での人気が高まり、今やスニーカーの売上高の海外比率は95%に達しています。

「足元だけでなく、アパレルを通して全体のスタイリングを提案していく。スポーツスタイルカテゴリーの進化に向け取り組もうとしている」(アシックスの鈴木豪執行役員)

半導体ブームに乗ったのは、9位のローツェ。半導体を搬送する装置のメーカーです。8位は空調工事を手がけるダイダン。こちらも半導体と関係があります。

埼玉県にあるダイダンの研究施設。その一角にあるクリーンルームでは白衣を着た社員が清浄度をはかっていました。半導体の製造に必要なのはチリの少ないクリーンな環境。ダイダンが作るクリーンルームの性能を見ようと、半導体工場の建設を検討する客が相次いで視察に来ているといいます。

会社全体の受注高は過去最高水準です。ダイダンは次世代半導体の量産を目指す半導体メーカー「ラピダス」の工場建設業者にも選ばれました。

「まずは今もらっている半導体の超大型案件をきちんと完成させて、次の案件(獲得)に結び付けたい」(ダイダンのコーポレートコミュニケーション部の長田悠梨部長)