【クイズ】「頭が柔らかい人」だけが解ける、グーグルらが採用試験で出す水平思考問題

AI要約

水平思考を活用して線香を使い、45分を計る問題に挑む。両端から同時に火をつけることで30分を測る方法が提示される。

線香の燃える速度は一定でない条件を考慮し、柔軟な発想が求められる。

先入観を捨て、問題に対して新しいアプローチを試みることが重要である。

【クイズ】「頭が柔らかい人」だけが解ける、グーグルらが採用試験で出す水平思考問題

 既存の概念や常識にとらわれず、自由な発想でアイデアを生み出す「水平思考」。働くうえでそのような発想が求められることも多いでしょう。水平思考を含む「論理的思考」を問う問題は、グーグルやアップルなどの世界的企業の採用試験でも使われています。柔軟な発想を妨げる最大の存在は、「先入観」です。以下のクイズは、あなたの頭の柔らかさ、ひらめき力が試される問題です。先入観を捨てて、真実を導けるでしょうか?

※本記事は『頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』を再構成したものです。

【問題】

 ここに2本の線香がある。

 どちらもきっかり1時間で燃え尽きる。

 ただし、線香の燃える速度は一定ではない。

 線香の9割が10分で燃え、残りの1割が50分かけて燃え尽きることもある。

 この線香2本を使って、45分を計りたい。

 どうすればいいだろう?

 2本の線香を使って45分を計る方法を見つける問題です。やっかいなのが、「線香の燃える速度は一定ではない」という条件。これがなければ、たとえば「線香を半分のところで折る」といった方法も考えられたのですが……。

 柔軟に考えてみましょう。発想力が大事な1問です。

 「火をつけたら1時間で燃え尽きる線香」

 この線香を使って、「1時間」以外の時間を計らないといけない。

 それを実現させる方法が、ひとつだけあります。それは……

両端から同時に火をつけること。

 この状態でスタートして線香が燃え尽きたとき、「30分」きっかり経ったことを意味します。そこでまず、

・1本目の線香の「両端」に火をつける

・2本目の線香の「片端」に火をつける

 やがて、1本目の線香は燃え尽き、2本目の線香だけが残ります。

 これが、開始から30分たったことを意味します。

 つまり2本目の線香は、「30分の分だけ燃えた線香」なので、残っている部分は「30分で燃え尽きる線香」です。