「レベル4」実現へ実証 自動運転トラックで 佐川急便など

AI要約

トラックの自動運転システムを開発するT2(東京)や佐川急便は、高速道路でレベル4の自動運転に対応した輸送の実証実験を始めることを発表。

輸送力低下が懸念される「2024年問題」に備え、輸送力の確保とドライバー不足への対応を目指す。

実証実験には、セイノーホールディングスも参加し、東京―大阪間の高速道路で自動運転トラックに荷物を載せて実証する。

 トラックの自動運転システムを開発するT2(東京)や佐川急便などは11日、特定の条件下で完全自動運転する「レベル4」に対応した輸送の実現に向け、高速道路で実証実験を始めると発表した。

 トラック運転手の残業規制強化に伴い、輸送力低下が懸念される「2024年問題」に直面する中、輸送力の確保とドライバー不足への対応を目指す。

 実証実験には、セイノーホールディングス(HD)も参加し、期間は10月から来年6月まで。東名や新名神など東京―大阪間にある高速道路の一部区間で、T2が開発した自動運転トラックに荷物を載せて実証する。佐川急便とセイノーHDは、物流拠点や積載する荷物などを提供する。