「リレー派遣」で外国人活躍 農繁期の人手確保へ期待

AI要約

全国に派遣された外国人材が農業の担い手不足を解消するために始まった「リレー派遣」が山形県でも試行されている。

外国人材は他の地域での農業経験を生かし、早く仕事を覚えることができるため、農家から好評を得ている。

派遣規模が拡大することで、農業分野の担い手不足解消に期待が高まっている。

 農業の担い手不足を解消しようと、全国に派遣された外国人材が各地を移動しながら繁忙期の現場を手伝う「リレー派遣」が山形県でも始まった。他の地域で農業経験を積んでいるため「仕事を覚えるのが早い」と農家からも好評。住環境整備など課題もあるが、派遣規模が今後順調に拡大すれば、農業分野の担い手確保の切り札として期待が高まる。

 寒河江市の農業法人アンスリーファーム。サクランボを選別したり箱詰めしたりする約30人の中に、カンボジア出身の女性2人の姿があった。

 「作業を覚えるのは大変だけど、今は慣れました」とリ・リンオさん(28)。早朝の収穫作業を手伝うこともあり、貴重な戦力として活躍する。