車いす競技用の軸受け開発 ジェイテクト、トヨタの鈴木選手に提供

AI要約

ジェイテクトは車いす陸上競技用軸受けを新開発し、鈴木朋樹選手に提供することを発表。

新しい軸受けは高速レース向けの耐久性を向上させ、転がり抵抗損失を30%低減。

車いすマラソンで活躍する選手にとって革新的な製品である。

車いす競技用の軸受け開発 ジェイテクト、トヨタの鈴木選手に提供

 ジェイテクトは8日、車いす陸上競技用軸受けを新たに開発し、車いすトラックと、車いすマラソンで活躍する鈴木朋樹選手(トヨタ自動車所属)に提供すると発表した。

 開発した軸受けは、ロードバイク用高性能セラミックボール軸受け「ONI BEARING」の低トルク技術を応用した。

 車いすマラソンは、平均時速が31・7キロメートルで、下りコースでは、時速80キロメートルにも到達する。軸受け周辺の構造を見直し、高速レースへの耐久性を向上したほか、ONI BEARINGの技術を生かし、従来品に比べて、転がり抵抗損失を30%低減している。