需要不足、年8兆円に拡大　1～3月期のGDP修正で　内閣府

AI要約

内閣府は需給ギャップが2024年1-3月期にマイナス1.4％となり、8兆円程度の需要不足があったと発表。

修正された国内総生産（GDP）改定値の影響で、不足額は6兆円から8兆円程度に拡大した。

23年度の需給ギャップもマイナス修正され、不足額は約2兆円に膨らんだ。

　内閣府は9日、日本経済の需要と潜在的な供給力の差を示す「需給ギャップ」が2024年1～3月期はマイナス1．4％となり、金額にして年換算で8兆円程度の需要不足だったとの推計を発表した。

　国土交通省が「建設総合統計」を訂正した結果、同期の国内総生産（GDP）改定値が修正されたことを反映した。修正前はマイナス1．0％、年6兆円程度の不足と推計していた。

　需給ギャップは政府がデフレ脱却を判断する上で重視する指標の一つ。23年7～9月期から3四半期連続でマイナスという点は修正前後で変わらないが、減少幅は拡大した。

　23年度の需給ギャップについてはマイナス0．3％からマイナス0．4％に修正され、不足額も約1兆円から約2兆円に膨らんだ。　

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