〔ロンドン外為〕円、161円近辺(9日正午)

AI要約
ロンドン外国為替市場での円相場の動向について報告。午前中は様子見ムードが強まり、1ドル=161円近辺で値動きが鈍かった。FRB議長の証言を控え、市場は積極的な取引を控えていた。ユーロやポンドにも影響が及んだ。

 【ロンドン時事】9日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を控えて様子見ムードが強まる中、1ドル=161円近辺でもみ合った。正午現在は160円97銭~161円07銭と、前日午後4時(160円56~66銭)比41銭の円安・ドル高。

 円は朝方に160円80銭台で推移した後、水準をやや切り下げ、序盤に一時161円08銭近辺まで軟化した。その後は特段の手掛かり材料に乏しい中を狭いレンジで一進一退の展開となった。午後にFRBのパウエル議長が上院銀行委員会で証言するほか、バー副議長とボウマン理事の講演も予定されており、米金融政策の先行きを見極めたいとの思惑から積極的な取引は手控えられた。

 対ユーロは1ユーロ=174円21~31銭(前日午後4時は173円97銭~174円07銭)と、24銭の円安・ユーロ高。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.0817~0827ドル(同1.0830~0840ドル)。

 ポンドは1ポンド=1.2810~2820ドル(同1.2828~2838ドル)。スイス・フランは1ドル=0.8976~8986フラン(同0.8965~8975フラン)。