〔ロンドン外為〕円、160円台後半(8日正午)

AI要約

週明けのロンドン外国為替市場の円相場は、手掛かり材料不足で160円後半で小動き。

米長期金利の動向により円の値動きが影響を受け、狭いレンジで推移。

対ユーロやポンドなど他通貨との為替相場も軟調な動きを見せる中、様子見ムードが強まる。

 【ロンドン時事】週明け8日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、新規の手掛かり材料に乏しい中、1ドル=160円台後半で小動きとなった。正午現在は160円88~98銭と、前週末午後4時(160円92銭~161円02銭)比04銭の円高・ドル安。

 円は朝方に160円80銭台で取引された後、時間外取引での米長期金利の上昇を眺めて水準を切り下げ、一時161円12銭前後まで軟化した。その後、米長期金利が低下に転じると、円を買い戻す動きが優勢となった。ただ、手掛かり材料に欠けたほか、翌日にパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を控えて様子見ムードも強く、狭いレンジでの値動きにとどまった。

 対ユーロは1ユーロ=174円24~34銭(前週末午後4時は174円18~28銭)と、06銭の円安・ユーロ高。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.0825~0835ドル(同1.0819~0829ドル)。

 ポンドは1ポンド=1.2812~2822ドル(同1.2793~2803ドル)。スイス・フランは1ドル=0.8956~8966フラン(同0.8974~8984フラン)。