〔東京外為〕ドル、161円近辺＝株大幅高で強含み（9日正午）
AI要約
9日午前の東京外国為替市場では、日経平均株価の上昇によりドルの対円相場が1ドル＝161円近辺まで上昇した。
前日の米国時間には、長期金利低下の影響でドル円相場がじり安となったが、終盤には買い戻され160円80銭台まで上昇した。
本日は、利益確定や持ち高調整の売りが見られ、手掛かり材料が乏しいため、160円台後半から161円台前半での推移が予想される。
9日午前の東京外国為替市場のドルの対円相場（気配値）は、日経平均株価の大幅高などで、1ドル＝161円近辺に上昇した。正午現在は、161円00～00銭と前日（午後5時、160円90～90銭）比10銭の小幅ドル高・円安。
前日の米国時間は、ニューヨーク連銀の期待インフレが2カ月連続で鈍化したほか、長期金利低下でじり安となり、中盤には160円40銭台に下落した。終盤は、長期金利の下げ止まりで160円80銭台に買い戻された。
9日の東京早朝は、160円80銭前後で小動き。午前は、国内輸入企業の買いや日経平均株価の大幅上昇を受けて、161円10銭前後に水準を切り上げた。その後は、利益確定や持ち高調整の売りで、160円前後へ押し戻された。
ドル円は、前日の海外市場の高値に面合わせし、頭打ちとなった。新規の買い材料は見当たらない上、米国時間にパウエルFRB議長の議会証言を控えており、上値追いには慎重だった。
午後も、手掛かり材料が乏しく、160円台後半から161円台前半での推移にとどまるとの見方が多い。
ユーロは朝方に比べ対円で上昇、対ドルは下落。正午現在は、161円00～00銭と前日（午後5時、160円90～90銭）比10銭の小幅ドル高・円安。
