福島県・猪苗代を電動キックボードで周遊。観光客向けの実証実験を2024年7月から開始

AI要約

2024年7月5日、猪苗代観光協会は観光客の行動範囲を拡大して地域活性化につなげる施策として、電動キックボードの運用を検討。

コストパフォーマンスと機動力に優れた電動アシスト自転車のレンタル(シェアリング)事業が観光客から人気になっていたのと同様に、電動キックボードのシェアリングサービスも注目を浴びている。

猪苗代町は磐梯山や五色沼、達沢不動滝(現在は立入禁止)など風光明媚な自然、また野口英世記念館や国の重要文化財 天鏡閣などの歴史、さらに猪苗代そばや地ビールといったグルメも楽しめる福島県きっての観光地だ。

福島県・猪苗代を電動キックボードで周遊。観光客向けの実証実験を2024年7月から開始

2024年7月5日、猪苗代観光協会は観光客の行動範囲を拡大して地域活性化につなげる施策として、電動キックボードの運用を検討。同月13日から猪苗代町内での実証実験を開始すると発表した。

コストパフォーマンスと機動力に優れた電動アシスト自転車のレンタル(シェアリング)事業が観光客から人気になっていたのと同様に、国土交通省による特定小型原付の制度が導入されている今、電動キックボードのシェアリングサービスも注目を浴びている。

すでにいくつかの地域で提供されていることに加えて、自治体や企業がLUUPを運用できる制度が始まるなど、今後もこうしたサービスの増加が進んでいくだろう。そしていま福島県の猪苗代観光協会が、観光客の行動範囲を広げて地域活性化に繋げる施策として電動キックボード事業の運用を検討している。

猪苗代町は磐梯山や五色沼、達沢不動滝(現在は立入禁止)など風光明媚な自然、また野口英世記念館や国の重要文化財 天鏡閣などの歴史、さらに猪苗代そばや地ビールといったグルメも楽しめる福島県きっての観光地だ。

ただ、猪苗代町においては鉄道駅や空港から観光地への移動手段、いわゆる二次交通網が脆弱で魅力的なスポットへの訪問機会を失うこともあったという。そこで近年導入が進んでいた電動キックボードを観光客の移動手段として導入することで、地域活性化につなげたい考えだ。本格運用に向けて、まず2024年7月13日から猪苗代周辺で実証実験が行われる。

町内事業者や猪苗代町と協力して、事前試走会を開催するなど観光スポットをより安全に巡れるおすすめのルートを策定。比較的短い時間でショッピングも含めて電動キックボードを楽しめる「お試し道の駅コース」、町と猪苗代湖を見下ろす「磐梯山絶景コース」、観光スポットや猪苗代湖畔を走る「猪苗代湖サイクリングコース」を設定し、はじめてここを訪れるひとでも魅力を体験できるコース設計にしているという。もちろん町内を自由に走行することもできるようだ。

電動キックボードによる観光地巡り。猪苗代をクルマ移動で観光したことがある人でも、これまで見つけられなかった新たな発見ができるかもしれない。

【猪苗代観光協会 電動キックボード実証実験概要】

・実施期間:2024年7月13日~10月14日

・貸出場所:一般社団法人 猪苗代観光協会

(JR磐越西線 猪苗代駅徒歩1分/福島県耶麻郡猪苗代町大字千代田字扇田1-4)

・電話:0242-62-2048

・貸出台数:6台

・利用料金:5000円/日

・貸出時間:午前9時~午後4時

・利用エリア:猪苗代町内

・利用条件:満16歳以上(自動車免許不要/要年齢確認書類)

・電動キックボード:車道モード20km /h、歩道モード6km/h・走行可能距離最大40km