【今朝の5本】仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース

AI要約

バイデン米大統領が再選を断念する可能性が取り沙汰され、バイデン氏に対する圧力が強まっている。

ウクライナのゼレンスキー大統領がトランプ氏に戦争終結計画を要求し、主権の侵害を断固として否定している。

FOMCの会合ではインフレの状況を踏まえ、金利の維持について意見が分かれている。

【今朝の5本】仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース

(ブルームバーグ): バイデン米大統領が「強くて決定的な行動」を示せば、見た目の印象を乗り越えて信頼を獲得するだろう。こう述べたのはウクライナのゼレンスキー大統領です。先週の討論会を見た同氏は、それについては意見を述べることを避けました。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

強まる圧力

ニューヨーク・タイムズによれば、バイデン米大統領は近日中に世論を動かせられなければ再選を断念せざるをえないかもしれないと側近に漏らした。ホワイトハウスとバイデン陣営は直ちにこの報道の内容を否定した。しかし報道を受けて、バイデン氏に候補辞退を求める圧力は一気に強まった。民主党の議員数十人は、大統領選からの撤退をバイデン大統領に求める書簡への署名を検討している。党幹部が明らかにした。バイデン氏はこの日夜、急きょ設定された民主党州知事らと会合を予定している。

戦争終結計画

ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアとの戦争を速やかに終わらせるという計画を今すぐ明らかにするようトランプ氏に求めた。いかなる提案もウクライナの主権を侵害するものであってはならないとくぎを刺した。ゼレンスキー氏はインタビューで、「トランプ氏がこの戦争を終わらせる方法を知っているというなら、われわれに今すぐ伝えるべきだ」と発言。トランプ氏は自分なら来年1月の大統領就任時までに戦争を終結できると豪語している。

証拠待ち

米連邦公開市場委員会(FOMC)が6月に開いた会合では、インフレが冷え込んでいることを示すさらなる証拠を待ちたいとの認識が示された。高金利をいつまで維持するかを巡っては意見が分かれた。議事要旨によると「一部の」当局者は忍耐強く臨む必要性を強調したが、「幾人か」は労働市場がさらに弱まれば失業率がその分上昇する可能性があると強調。足元ではインフレ抑制の緩やかな進展の兆しが出ているものの、幾人かはインフレ率が高止まりするならば利上げも辞さない姿勢を維持した。