〔NY外為〕円上昇に転じる、161円台前半(3日午前10時10分)

AI要約

ニューヨーク外国為替市場では、米長期金利低下により円相場が上昇。ドル安となる。

米サービス業購買担当者景況指数が予想を下回り、円買い・ドル売りの流れが強まる。

市場関心は午後の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨に向かっている。

 【ニューヨーク時事】3日午前のニューヨーク外国為替市場では、弱めの経済指標を受けて米長期金利が低下したことで朝方の円安・ドル高地合いから一転し、円相場は1ドル=161円台前半に上昇している。午前10時10分現在は161円10~20銭と、前日午後5時(161円43~53銭)比33銭の円高・ドル安。

 朝方の相場は、海外市場の流れを引き継ぎ、円売り・ドル買いが先行していた。ただ、その後、米サプライ管理協会(ISM)が発表した6月の米サービス業購買担当者景況指数(PMI)が48.8となり、前月から5.0ポイント低下。市場予想(52.5=ロイター通信調べ)を下回ると、米長期金利が一段と低下。一転して円買い・ドル売りの流れが強まり、一時160円76銭付近まで上昇した。

 市場の関心は、午後に発表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(6月11~12日開催分)に向かっている。

 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0810~0820ドル(前日午後5時は1.0740~0750ドル)、対円では同174円20~30銭(同173円45~55銭)と、75銭の円安・ユーロ高。