東京円、161円台半ば 37年半ぶり安値圏

AI要約

2日午前の東京外国為替市場で円相場が1ドル=161円台半ばに下落し、1986年12月以来の安値圏に。米長期金利の上昇が円安・ドル高を引き起こし。

バイデン大統領が討論会で精彩を欠いたことでトランプ前大統領が優勢と見られ、米国債券が売られる動きがあり、長期金利が上昇。

トランプ氏が再選すれば財政赤字が拡大する見通しであり、これが円売り・ドル買いに拍車をかけている。

 2日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=161円台半ばに下落した。

 1986年12月以来、約37年半ぶりの安値圏。米長期金利の上昇で日米の金利差拡大が意識され、円売り・ドル買いが強まった。午前9時現在は161円50~52銭と前日比49銭の円安・ドル高。

 先週行われた米大統領選の討論会でバイデン大統領が精彩を欠き、トランプ前大統領が優勢と受け止められた。トランプ氏が勝利すれば財政赤字が拡大するとの見方から米国債券が売られ、長期金利が上昇基調にある。