技術者育成の「創生塾」開講 萬古陶磁器工業協組

AI要約

四日市市の萬古陶磁器工業協同組合が陶磁器技術者育成研修を開始

研修では陶磁器製造技術の基礎的な知識や技能を学ぶ

研修生に新しいものづくりへの挑戦が求められるメッセージを送る

技術者育成の「創生塾」開講 萬古陶磁器工業協組

 【四日市】萬古陶磁器工業協同組合(四日市市)は1日、四日市市陶栄町のばんこの里会館で、萬古焼技術者を育成するための研修「やきものたまご創生塾」の開講式を開いた。

 同研修は陶磁器製造技術に関する基礎的な知識や技能を約8カ月間学ぶ。2007年から実施しており、これまで67人が修了。このうち60人近くが陶磁器業界で活躍している。

 第17期生となる今期は男女4人が入塾した。来年3月7日まで、実習と座学に加え、萬古焼メーカーや他の陶磁器産地への研修を予定している。

 同組合の熊本哲弥理事長は「萬古焼業界が変革期にあるなか、これからは新しいものづくりに挑戦していかなくてはいけない。そのためには、若い人の力が必要だ」と4人の研修生にエールを送った。