【新NISA】50歳から積立投資で毎月「3万円・5万円・7万円」なら65歳で資産はいくらになる?

AI要約

多くの50歳代の世帯が老後資金不足に悩んでおり、新NISAでの資産運用を考えている人もいる。

50歳代の貯蓄状況を確認すると、中央値は300万円であり、不十分なことが分かる。

しかし、50歳からの新NISAで毎月の積立金額を増やすことで、65歳までに十分な資産を築くことができる。

【新NISA】50歳から積立投資で毎月「3万円・5万円・7万円」なら65歳で資産はいくらになる?

50歳で十分な老後資産がないことに気付き、焦る人も多いです。

なかには、50歳から新NISAで資産運用を始めようと思っている人もいるかもしれません。では、50歳からの新NISAは遅いのでしょうか。

本記事では、50歳から毎月「3万円・5万円・7万円」の積立投資をして65歳までにいくらの資産を築けるのかシミュレーションします。

50歳代の貯蓄額や老後にもらえる年金額を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

まずは、50歳代がどれくらい貯蓄をしているのか確認しましょう。

「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」によると、50歳代二人以上世帯の貯蓄額は以下のとおりです。

●50歳代二人以上世帯の金融資産保有額

 ・非保有:27.4%

 ・100万円未満:9.1%

 ・100~200万円未満:6.4%

 ・200~300万円未満:3.8%

 ・300~400万円未満:3.9%

 ・400~500万円未満:3.8%

 ・500~700万円未満:5.6%

 ・700~1000万円未満:5.5%

 ・1000~1500万円未満:8.9%

 ・1500~2000万円未満:4.2%

 ・2000~3000万円未満:5.4%

 ・3000万円以上:11.2%

 ・無回答:4.8%

 ・平均値:1147万円

 ・中央値:300万円

世帯によって貯蓄額に大きな差がありますが、中央値は300万円です。50歳代の多くの世帯では、老後に向けて十分な貯蓄がないことがわかります。

50歳代の多くの世帯では十分な老後資金がないことを確認しましたが、50歳代から資産運用を始めれば老後を迎える65歳までに十分な貯蓄を築くことは可能なのでしょうか。

50歳から毎月「3万円・5万円・7万円」の積立投資を始めた場合、65歳到達時点までの15年間でどれくらいの資産を築けるのかシミュレーションしてみましょう。

なお、運用利回りは年率3%とします。シミュレーションの結果は以下のとおりです。

●15年間の積立投資で築ける資産額

毎月の積立金額 資産評価額 元本部分

 ・月3万円 681万円 540万円

 ・月5万円 1135万円 900万円

 ・月7万円 1589万円 1260万円

*運用利回りは年率3%

月3万円の積立投資をすれば、65歳到達時点で681万円の資産を用意できます。

また、積立金額を月7万円に増やせば、65歳到達時点での資産額は1589万円です。元本部分は1260万円のため、新NISAでの資産運用により329万円が増えたことになります。

50歳からの新NISAでも、十分な資産を築けることがわかるでしょう。

※シミュレーションに基づく期待値です。投資はリスクを伴うため、元本割れの可能性がある点にご注意ください。