メキシコ中銀、金利据え置き 政策委員1人が利下げ主張

AI要約

メキシコ中央銀行は政策金利を11.0%に据え置くと決定。

会合では利下げを主張する委員もいたが、全会一致ではなかった。

中銀はディスインフレが続くとの見方を示し、将来の金利調整に議論の余地あり。

メキシコ中銀、金利据え置き 政策委員1人が利下げ主張

[メキシコ市 27日 ロイター] - メキシコ中央銀行は27日の会合で政策金利を11.0%に据え置くと決定した。据え置きは予想通り。ただ決定は全会一致ではなく、政策委員5人のうち1人が0.25%ポイントの利下げを主張した。

メキシコ中銀は3月に0.25%ポイントの利下げを決定して以降、金利を据え置いている。今回の会合ではロドリゲス総裁を含む4人が据え置きを主張。メヒア副総裁が10.75%への利下げを主張した。

中銀は声明で、ディスインフレは続くとの見方を示した上で「物価を巡る環境により、政策金利の調整を議論できる可能性がある」とした。