フィリピン中銀、政策金利を6.5%に据え置き-ペソ安でインフレ警戒

AI要約

フィリピン中央銀行は通貨ペソ安の影響で17年ぶりの高水準の政策金利を維持。

ペソは過去最低のレベルで推移し、物価上昇率は中銀目標内に収まっている。

政策金利は6.50%に据え置かれ、市場予想に沿った結果となった。

(ブルームバーグ): フィリピン中央銀行は27日、通貨ペソ安で物価上昇リスクがある中で、政策金利を17年ぶりの高水準に据え置いた。

同中銀は6会合連続で政策金利を6.50%に維持。ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト22人を対象に実施した調査で全員が予想した通りとなった。

フィリピン・ペソは過去最低の1ドル=59ペソ付近で1カ月ほど推移。物価上昇率は5月に4カ月連続で上昇したが、今年に入ってからは中銀目標である2-4%の範囲内にとどまっている。

原題:Philippines Keeps Key Rate Steady as Peso Hovers Near Record Low (抜粋)

--取材協力:Shinjini Datta、Andreo Calonzo、Ditas B Lopez、Cecilia Yap、Clarissa Batino、Claire Jiao.

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