トルコ中銀、政策金利50%で据え置き-インフレ警戒維持しタカ派姿勢

AI要約

トルコ中央銀行は政策金利を50%で据え置き、今後も金融政策を引き締める姿勢を示唆した。

市場予想通りに金利が据え置かれたことでトルコリラが持ち直し、国債利回りは下がった。

中央銀行はインフレ率の改善を待ち、金融政策の引き締めを継続すると表明した。

トルコ中銀、政策金利50%で据え置き-インフレ警戒維持しタカ派姿勢

(ブルームバーグ): トルコ中央銀行は27日、政策金利の据え置きを発表した。据え置きは4月から続けているが、5月に75%超でピークを付けたインフレのリスクに警戒を解かない姿勢を打ち出し、今後のタカ派的な道筋を示唆した。

カラハン総裁率いる金融政策委員会(MPC)は、1週間物レポ金利を2カ月連続で50%で据え置いた。ブルームバーグが実施したエコノミスト調査でも全員が据え置きを見込んでいた。

MPCは発表文で、「月次インフレの基調的なトレンドが有意かつ持続的に低下するまで」金融政策の引き締めを継続すると強調した。

中銀の発表後、トルコ・リラは対ドルの下げから切り返し、ほぼ変わらずまで持ち直した。10年物リラ建てトルコ国債の利回りは下げを拡大し、7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の28.58%となった。

原題:Turkey Tilts Hawkish With Rate Kept at 50% for Another Month (1)(抜粋)

--取材協力:Joel Rinneby、Tugce Ozsoy、Kerim Karakaya.

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