バスをうまく乗り継げば日本最大の湖・琵琶湖だって一周できるってマジ?

AI要約

琵琶湖は日本最大の湖であり、周囲を移動するための公共交通機関が充実している。

JR線を利用すれば、電車で琵琶湖を1周することが可能であり、便利な交通手段となっている。

バス路線も存在するが、バスを利用して琵琶湖を1周することは難しい場合がある。

バスをうまく乗り継げば日本最大の湖・琵琶湖だって一周できるってマジ?

 日本最大のスケールを誇る琵琶湖。なにぶん大きいゆえに、湖の周辺を移動するための公共交通機関が充実していそうだが、果たして!?

文・写真:中山修一

(琵琶湖周辺バス関連の写真付き記事はバスマガジンWebもしくはベストカーWebをご覧ください)

 滋賀県にある琵琶湖。日本最大の湖であるのは周知の通りで、その面積は約670平方km。イースター島(164平方km)を遥かに超えてグアム島(549平方km)よりもまだ広く、東京23区(622平方km)がまるまる収まってしまうほどの巨大さだ。

 湖に沿って一周した際の長さも大胆なものになり、200kmあると言われている。朝の散歩がてら湖畔をちょっと一回りなんて紳士淑女の嗜みも、琵琶湖だと1週間あれば帰ってくるかな?というほどの大型アドベンチャーに化けてしまう。

 それだけ広いのだから、琵琶湖の周辺を移動するための公共交通機関は当然用意されている。言わずもがな筆頭格に出てくるのがJR線だ。

 鉄道では、琵琶湖の周りをJR湖西線、北陸本線、東海道本線が通っている。例えば大津を起点に電車で琵琶湖を1周しようとすると、うまく繋がれば最速で乗り換え1回・およそ3時間半で行って戻って来られる計算だ。

 特急並に速い新快速の恩恵をフルに受けると、200kmという距離をものともしないスピード感。本数もそこそこ出ており、電車で琵琶湖1周は拍子抜けするほど簡単だったりする。

 しかしここで気になってくるのが、やはりあの乗り物・路線バスである。電車ほど速くないのは想像に難くないが、問題は琵琶湖のほとりを沿って走るようなバス路線が存在するかどうか、だ。

 なにしろ電車が最高の救済措置になってくれる場所ということで、あまり詳しく調べないまま、大津駅をスタート地点にして、時計回りにバスで琵琶湖を1周できるか、とりあえず確かめるだけ確かめに行った。

 結論から申し上げると、大津駅から15kmほど進んだ先にある、堅田駅のバス停で無事撃沈され、さわりの部分だけで負けた。

 はじめの大津駅~堅田駅間に関しては、1~2時間に1本のペースで出ている、江若交通バスの103系統が直通しているため、1本乗るだけで簡単に行ける。所要時間は約40分で、運賃は550円だ。