円下落、一時159円93銭 米早期利下げの観測後退で

AI要約

26日の東京外国為替市場で円相場は対ドルで下落し、米長期金利の上昇により、投資家がドルを買い、円を売る動きが見られた。

円相場は1ドル=159円93銭まで上昇したが、午後5時現在は1ドル=159円89~91銭となっている。

市場では、円相場が1ドル=160円台に達すると政府や日銀の介入が予想され、様子見ムードが強まっている。

 26日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=159円93銭を付けた。米連邦準備制度理事会(FRB)が早期に利下げするとの観測が後退し、米長期金利が上昇。投資家が日本と米国の金利差拡大を材料視し、高金利で運用に有利なドルを買って円を売る方向に動いた。

 午後5時現在は前日比41銭円安ドル高の1ドル=159円89~91銭。ユーロは08銭円高ユーロ安の1ユーロ=170円98銭~171円02銭。

 市場では、1ドル=160円台を付けると政府・日銀が介入に動くとの見方が強い。新規の取引材料が乏しかったこともあり、市場関係者からは「様子見ムードが強かった」との声が聞かれた。