【承認】塩野義製薬 新型コロナワクチンの国内製造販売承認きょう取得『発売はしない、推奨株の対応へ』臨床試験スタートから3年半超

AI要約

2020年12月に臨床試験を開始した塩野義製薬の新型コロナワクチンが、6月24日に国内の製造販売承認を取得した。

開発されたワクチンは「遺伝子組み換えタンパクワクチン」であり、国内で長く使用されてきた技術に基づいている。

承認されたワクチンは当初の「武漢型株」に対応しており、将来的には「JN.1系統」の1価ワクチンへ対応する予定である。

【承認】塩野義製薬 新型コロナワクチンの国内製造販売承認きょう取得『発売はしない、推奨株の対応へ』臨床試験スタートから3年半超

新型コロナウイルスが猛威をふるっていた2020年12月に臨床試験スタート。「国産ワクチン」へ3年半あまりを経て、塩野義製薬が開発してきた新型コロナウイルスに対するワクチンが6月24日、国内の製造販売承認を取得しました。

塩野義製薬によりますと、開発したワクチン「コブゴーズ筋注」は、mRNAワクチンと違う「遺伝子組み換えタンパクワクチン」で、国内などで長く広くにわたり使用されてきた技術に基づくものだということです。

承認を受けたワクチンは「武漢型」と言われた当初の株(起源株)に対応したものであるため、承認されたものの販売・供給は予定していないということです。

これについて同社は、「承認はステップの一つであり、推奨株への対応に向けて、並行して開発をすすめている」としています。

新型コロナウイルスについて、日本国内では2024年シーズンの予防接種として、「JN.1系統」の1価ワクチンが推奨されているといい、同社は今後推奨株への対応をすすめる方針です。