EU、ロシア産LNGの制裁発表 域内港で第三国向け積み替え禁止

AI要約

欧州連合は、ウクライナに侵攻するロシアに対し、対ロ追加制裁を科すことを発表した。

制裁内容には、ロシア産LNGの第三国向け積み替え禁止や域内港の使用禁止が含まれている。

この措置により、ロシアの国家収入がエネルギー輸出に依存する状況に打撃を与える狙いがある。

 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)は24日、ウクライナに侵攻するロシアの液化天然ガス(LNG)などを標的に、対ロ追加制裁を科すと発表した。ロシア産LNGを域内港で第三国向けに積み替えることなどを禁止する。ロシアが制裁回避に利用している「影の船団」のタンカーや軍事装備を輸送する船舶などを対象とし、27隻の域内港の使用禁止も決めた。

 国家収入をエネルギー輸出に頼るロシアに打撃を与える狙い。ロシア国内でのLNG関連プロジェクト向けの投資なども禁じる。積み替え禁止については、9カ月間の移行期間を設ける。

 EUは20日の大使級会合で、対ロ追加制裁に合意していた。