コンビニ名札、本名なしも可能に カスハラにローソン、ファミマ

AI要約

大手コンビニ2社が、カスタマーハラスメント(カスハラ)への対策として従業員の名札の記載方法を変更することを発表。ローソンは本名以外の記載を可能にし、ファミリーマートも同様の対応をすることを示唆。

ローソンは名札の記載内容を役職と任意のアルファベットに変更できるようにし、ファミリーマートも本名以外の名字での記載を可能にした。従業員に安心して働ける環境を提供することが狙い。

これにより、店舗で働く従業員が理不尽な要求を受けた際に、本名の公開を抑制することでカスハラの防止に効果をもたらすことが期待されている。

 大手コンビニ2社が、客が従業員らに理不尽な要求をするカスタマーハラスメント(カスハラ)への対策に乗り出した。ローソンとファミリーマートは、店舗で働く従業員の名札について、店舗の判断で本名以外の記載を可能にした。従業員に安心して働ける環境を提供するのが狙い。

 ローソンは4日、名字をひらがなで記載していた名札を、役職と任意のアルファベットを組み合わせた表記に変更できるよう規定を一部改定したと発表した。名札名が「たなか」であれば「クルーTK」や「クルーB」などに変更できる。

 ファミリーマートも、本名以外の名字での記載を5月から可能にしたと4日、明らかにした。