北京の日本大使館で石川県復興支援のイベント…約100人が輪島塗や郷土料理味わう

AI要約

能登半島地震で被災した石川県の復興支援イベントが北京の日本大使館で開催された。

中国人約100人が参加し、輪島塗工房の関係者から輪島塗の魅力や石川県の地酒を学び、郷土料理を楽しんだ。

イベントに参加した中国人は被災地の状況を知り、将来石川県を訪れて支援したいと述べた。

 【北京=川瀬大介】能登半島地震で被災した石川県の復興を支援するイベントが1日、北京の日本大使館で開かれた。同館と石川県上海事務所の共催で、600人を超す応募者の中から抽選された約100人の中国人が参加した。

 イベントで参加者はオンラインでつないだ金沢市にある輪島塗工房の関係者から輪島塗の魅力や歴史などを学んだほか、石川県の地酒を試飲したり、郷土料理を味わったりした。

 石川県から上京した女子高校生が主人公の人気漫画「スキップとローファー」のファンという北京市の大学4年、沈潔さんは「被災地が今も大変だということが分かった。大学卒業後に日本旅行を計画しており、石川県にも足を運んで応援したい」と話した。

 石川県上海事務所の湊理央所長は「石川県の伝統工芸や自然、食などの魅力を紹介できた。関心を持つきっかけになったと思う」と手応えを語った。