発生5カ月「ここで再開」誓う 輪島・朝市通り 組合員ら手合わせ

AI要約

260人が犠牲となった能登半島地震から5カ月が経ち、被災地では亡くなった人を悼む姿が見られた。

輪島市の朝市通りでは、輪島朝市の組合員が復興を願いつつ、商いを再開したいと願っている。

浜木妙子さんやボランティアの声から、被災地の復興が進んでいるものの、まだまだ支援が必要であることが伝わってきた。

発生5カ月「ここで再開」誓う 輪島・朝市通り 組合員ら手合わせ

 260人が犠牲となった能登半島地震は1日、発生から5カ月となり、被災地では亡くなった人を悼む姿が見られた。大規模火災で大半が焼失した輪島市の朝市通りでは、輪島朝市の組合員が静かに手を合わせ、「わてらの居場所はここ。早くここで商いを再開させたい」と願った。

 朝市で干物を売ってきた浜木妙子さん(76)=輪島市輪島崎町=は「出張朝市もいいけど、やっぱりここでやりたい」と話した。東京からボランティアに訪れた大田順一さん(53)は「地震のニュースが減って復興が進んでいると思ったが、まだまだ支援が必要だと感じた」と語った。

 朝市通り近くの重蔵神社では、仙台市の財団法人による支援物資の配布や炊き出しが行われた。