豪BHP、英アングロ買収断念 7兆円超の提案実らず

AI要約

オーストラリアの資源大手BHPグループは、英同業アングロ・アメリカンに対する買収提案を撤回すると表明した。

アングロから交渉期限の延長を拒否されたことが理由である。

世界的に脱炭素の動きが広がる中、自動車の電動化に不可欠な銅などの資源需要の高まりが注目されたが、今回の提案は実現しなかった。

 【ロンドン時事】オーストラリアの資源大手BHPグループは29日、英同業アングロ・アメリカンに対する386億ポンド(約7兆7000億円)の買収提案を撤回すると表明した。

 アングロから交渉期限の延長を拒否されたことなどが背景。

 世界的に脱炭素の動きが広がる中、自動車の電動化に不可欠な銅などの資源需要が高まっており、世界の銅生産の約1割を占める巨大資源企業の誕生に注目が集まったが、実現しなかった。