インド鉱業大手ベダンタ、6月にも1600億円規模の株売却検討-関係者

AI要約

インドの鉱業大手ベダンタが株式を売却検討し、最大850億ルピーを集める可能性があると報じられた。

株式売却にはアクシス銀行やシティグループなどのアドバイザーが関与し、中東のファンドなど潜在的な投資家の関心を測り始めている。

同社は適格機関投資家への割当増資を通じて資金調達の可能性もあるとされている。

(ブルームバーグ): 資産家アニル・アガルワル氏率いるインドの鉱業大手ベダンタは向こう数週間にも株式を売却することを検討しており、最大850億ルピー(1600億円)を集める可能性がある。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

情報の非公開を理由に匿名で語った関係者によると、ベダンタは株式売却について、アクシス銀行の子会社アクシス・キャピタルやシティグループを含むアドバイザーと協力している。中東のファンドなど潜在的な投資家の関心を測り始めたという。

ベダンタの株価は今年78%上昇し、時価総額は約206億ドル(約3兆2300億円)に達した。

関係者によれば、同社は株主の承認が得られれば、適格機関投資家への割当増資「QIP」を通じて資金を調達する可能性がある。

シティの広報担当者はコメントを控えた。アクシス銀行とベダンタに電子メールでコメントを求めたが、すぐに回答はなかった。

原題:Vedanta Is Said to Weigh $1 Billion Share Sale as Soon as June(抜粋)

--取材協力:Rajesh Kumar Singh.

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