ギョーザや豆腐で「共通点」強調 日中韓首脳の夕食会メニュー

AI要約

岸田文雄首相と中国の李強首相が韓国を訪問し、尹錫悦大統領の夕食会に出席。

会談では北朝鮮の核・ミサイル開発問題などが議論される見通し。

韓国料理を楽しみながら、3カ国の文化的共通点や協力関係について話し合われた。

ギョーザや豆腐で「共通点」強調 日中韓首脳の夕食会メニュー

 岸田文雄首相と中国の李強首相は26日、訪問先の韓国で、尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が開いた夕食会に出席した。夕食会では豆腐、ギョーザ、しょうゆ類など日中韓で共通する食材を使用した韓国料理がふるまわれた。27日の日中韓首脳会談では、核・ミサイル開発を進める北朝鮮を巡る問題などで、交渉が難航する可能性がある。韓国政府は「共通点」を強調して、会談成功につなげたい考えだ。

 韓国大統領室によると、ズワイガニを使用したギョーザや韓牛のヤンニョムカルビ、ほうれん草のみそ汁などが提供された。

 尹氏は「3カ国は漢字、茶の文化、箸といった文化的共通点があり、互いに多くの影響を与え合いながら共に成長してきた」と強調した。また、絶滅危惧種のトキの保護に3カ国が協力した結果、個体数が増加していることに言及。「トキが3カ国協力の象徴になったように、明日の首脳会談を契機に3カ国の国民が恩恵を実感できる成果が多く導き出されることを期待する」と述べた。【ソウル日下部元美】