国際司法裁判所 イスラエルにラファ攻撃の即時停止命じる

AI要約

国際司法裁判所は、イスラエルに対し、ガザ地区南部ラファへの攻撃を停止するよう求める暫定措置命令を出した。

イスラエル軍による攻撃が続く中、国際司法裁判所は攻撃がパレスチナの人々に破壊をもたらし、軍事作戦を即座に停止するよう命じた。

イスラエルは声明で非難を拒否し、ラファでの軍事作戦は行っておらず、今後も行うつもりはないと主張している。

国際司法裁判所は24日、イスラエルに対し、ガザ地区南部ラファへの攻撃を直ちに停止するよう求める暫定措置命令を出しました。

ガザ地区南部では24日もイスラエルによる攻撃とみられる黒煙があがりました。ロイター通信は、イスラエル軍の戦車がさらに進軍し攻撃を強化していると伝えています。

こうしたなか、オランダ・ハーグの国際司法裁判所は、ラファへの攻撃がパレスチナの人々に破壊をもたらすとして、軍事作戦を直ちに停止するよう求める暫定措置命令を出しました。攻撃が数週間続いたことで状況はさらに悪化していると指摘したうえで、今後の対応についての報告書を1ヶ月以内に作成するよう求めています。

国際司法裁判所に命令の執行能力はありませんが、イスラエルへの国際的な圧力がさらに強まることになります。

一方イスラエルは声明で、今回のイスラエルへの非難は言語道断だとしたうえで「ラファでのパレスチナ人の暮らしを破壊する軍事作戦は行っておらず、今後も行うつもりはない」と反論しています。