ガザで激しい戦闘、ICJ停止命令後もイスラエル軍の空爆続く

AI要約

イスラエル軍がガザへの軍事攻撃を強化しているが、国際司法裁判所の停止命令にも関わらず攻撃が続いている。

ICJはイスラエルにラファでの攻撃停止を命令し、調査官の立ち入りを許可するよう要請。

イスラエルは訴えを一蹴し、ICJの決定を無視している。空爆はICJ決定後も継続。

ガザで激しい戦闘、ICJ停止命令後もイスラエル軍の空爆続く

[カイロ 24日 ロイター] - イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザへの軍事攻撃を強化している。国際司法裁判所(ICJ)がイスラエルに対しガザ地区南部ラファへの攻撃を停止するよう命じた後も、イスラエル軍によるラファ空爆が続いているという。住民や医療関係者の話で分かった。

ICJは24日、イスラエルに対し、ガザ地区南部ラファでの軍事攻撃を停止するよう命令。ガザへの調査官の立ち入りを許可し、1カ月以内に進捗状況を報告することも求めた。

ガザでイスラエルによる大量虐殺が行われているとする南アフリカの要請が認められた形だが、イスラエルはこれまで繰り返しこうした訴えを根拠がないと一蹴し、ICJのいかなる決定も無視する姿勢を示してきた。

ガザ住民やパレスチナのメディアによると、ICJの決定が読み上げられた直後にも、ラファ中心部のシャブーラ地区に対し複数回の空爆が行われた。