フランスのパレスチナ国家承認、今は適切な時期ではない 外相

AI要約

フランス外相はパレスチナへの国家承認はタブーではないが、現時点では適切な時期ではないとの見解を示した。

フランスはパレスチナの国家承認を検討しているが、決定は政治的な前進を促進しなければならないと述べた。

ノルウェー、アイルランド、スペインは28日付でパレスチナを国家承認することを表明し、イスラエルは反発している。

【AFP=時事】フランスのステファヌ・セジュルネ(Stephane Sejourne)外相は22日、同国がパレスチナを国家承認するのは「タブー」ではないが、今は適切な時期ではないとの見解を示した。

 セジュルネ氏はAFPに対する書簡で、「わが国の立場は明確だ。フランスにとってパレスチナの国家承認はタブーではない」としつつ、「この決定は有益でなければならない。つまり、政治的なレベルで決定的な前進につながるものでなければならない」と述べた。

「フランスはこれまでのところ、そうした条件が整っているとは考えていない」と続けた。

 ノルウェー、アイルランド、スペインの欧州3か国は同日、28日付でパレスチナを国家承認すると表明。この動きをパレスチナは歓迎し、イスラエルは猛反発した。【翻訳編集】 AFPBB News