韓国系航空会社が日本路線拡大…今後入国審査なしで日本に行けるか

AI要約

韓国系航空会社が冬季スケジュール期間に日本路線を拡大する計画を推進している。観光客増加に対応し、収益性を高めるための戦略だ。

主な航空会社の取り組みとして、運航再開や増便計画が進行中であり、韓国から日本への需要に対応する姿勢が見られる。

韓日政府も事前入国審査の導入を検討し、出国前に入国審査を行うことで、出入国手続きを簡素化する方針を持っている。

韓国系航空会社が日本路線拡大…今後入国審査なしで日本に行けるか

韓国系航空会社が下半期に日本路線を拡大する。秋・冬の旅行地として日本を訪れる韓国人観光客が多いだけに供給を拡大して収益性を引き上げる戦略だ。

航空業界によると、韓国系航空会社は10月27日から来年3月29日までの冬季スケジュール期間に韓国から日本に向かう路線の増便または新規就航を計画中だ。韓国国土交通部によると、今年に入り7月までの日本路線利用客は1427万人で、全国際線利用客の28.3%を占めた。国別では1位で、前年同期の1020万人より約40%増えた。

◇仁川~長崎・熊本線の運航も再開

大韓航空は2013年以降に運航が中断された仁川(インチョン)~長崎線を来月27日から週4回、月・水・土・日曜日に運航する。仁川~関西線は2日から来月26日まで1日4便に一時増便した。12月基準で大韓航空の日本路線はコロナ禍前より回復率106%で、さらに増える見通しだ。

アシアナ航空は11月7日から仁川~熊本線の運航を週3便、月・水・土曜日で再開する。2016年4月の熊本大地震直後に運航を中断してから8年7カ月ぶりの再就航となる。仁川~旭川線も来月末から週4便の定期便運航を始める。また、現在週3便である仁川~宮崎線の運航は10月27日から12月17日まで週5便で、12月18日からは週7便で毎日の運航に拡大する。

チェジュ航空は冬季スケジュール期間に現在週5便の仁川~大分線を週7便に増やす計画だ。他の路線でも増便を検討している。ティーウェイ航空は12月中旬から仁川~那覇・佐賀線を増やす。那覇線は週7便から11便に、佐賀線は週4便から7便に拡大する方針だ。

地方から出発する日本路線も増える。エアプサンは釜山(プサン)~松山線を週3便から週6便に増便する。ジンエアーは釜山~関西・成田など一部路線の増便を検討している。エアロKは清州(チョンジュ)から札幌、熊本、北九州への就航を推進する。

◇入国審査なしで日本に行けるか

韓国系航空会社が日本路線就航を増やしている状況で韓日両国政府は入国審査を事前に出発地で実施する事前入国審査の導入を推進している。6日に尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と日本の岸田文雄首相は首脳会談で韓日間の出入国簡素化案として事前入国審査導入を検討することにした。今回の首脳会談後、韓国大統領室の金泰孝(キム・テヒョ)国家安保室第1次長は「日本の法務省が先に実務検討に着手したと伝えてきて韓国も日本との協議に応じようと準備中」と説明した。

事前入国審査制度は外国人観光客が出発前に自国の空港で入国予定の国の入国審査官に旅券、入国書類、顔写真などであらかじめ審査を受ける制度だ。出国を控えた待ち時間に行われる。到着後は簡単な身元確認だけして入国できる長所がある。