スペイン・アイルランド・ノルウェーが、パレスチナを国家として承認へ…和平へ道筋つける狙い

AI要約

スペイン、アイルランド、ノルウェー政府がパレスチナの国家承認を表明

イスラエルをけん制し、和平の道筋をつける狙い

パレスチナ自治政府によると、これまでに144か国が承認

 【パリ=梁田真樹子、エルサレム=福島利之】スペイン、アイルランド、ノルウェー政府は22日、パレスチナを28日に国家として承認する方針を表明した。パレスチナ自治区ガザで戦闘を続けるイスラエルをけん制し、和平に向けた道筋をつける狙いがある。

 スペインのペドロ・サンチェス首相は22日、同国下院で「(イスラエルの)ベンヤミン・ネタニヤフ首相はガザなどに多くの破壊をもたらし、2国家解決は危機に直面している」と述べた。イスラエルは反発し、イスラエル・カッツ外相は22日、駐スペイン、アイルランド、ノルウェー大使の召還を命じた。

 パレスチナ自治政府によると、これまでに144か国が承認したが、日本や米国などは承認していない。