豪NZが救出機、邦人の同乗調整 暴動続くニューカレドニアに派遣

AI要約

オーストラリアとニュージーランドは、ニューカレドニアから自国民を退避させるために航空機を派遣することを決定。

フランス特別自治体ニューカレドニアでは、分離独立を求めるデモが暴動に発展し、死者が出ている。

日本政府は邦人の退避に向けて動き始めており、短期旅行者約50人を同乗させる可能性も検討中。

 【シドニー共同】オーストラリアとニュージーランドは21日、暴動が続いている南太平洋のフランス特別自治体ニューカレドニアから旅行中の自国民を退避させるため、航空機を同日中にも派遣すると相次いで発表した。日本政府は、現地に足止めされている邦人の短期旅行者約50人が同乗できないか調整している。

 オーストラリアのウォン外相はソーシャルメディアに「オーストラリアや他国の旅行者がニューカレドニアから出発するための便の発着許可が出た」と投稿した。

 暴動は、フランスからの分離独立を求める政治勢力のデモをきっかけに13日から発生。放火や略奪が起き、これまで憲兵2人を含む計6人が死亡した。