濃霧の山中にヘリ残骸 訃報にも「体制揺らがず」

AI要約

ヘリコプターの墜落事故がイランで発生し、大統領や外相も乗っていた可能性がある。

墜落現場は山の斜面で、濃い霧と悪天候のため、救援活動が困難を極めている。

地元メディアは、体制は揺らがないと訴えつつ、未だに墜落地点の特定が難航している。

 【テヘラン共同】濃い霧に覆われた山の斜面に、大破したヘリコプターの残骸が散乱し、辛うじて確認できたのは尾翼の付いた機体後部だけだった―。20日に報じられたイラン北西部の現場からの映像や画像は、墜落の衝撃の大きさを物語っていた。地元メディアは、搭乗していたライシ大統領やアブドラヒアン外相の訃報を伝えた後「悲しいが、体制は揺らがない」と訴えた。

 ヘリは19日に東アゼルバイジャン州の山中に墜落した。地元メディアによると、現場周辺は山が連なり、アクセスが非常に悪い。当局は緊急車両や無人機などを使った捜索活動を夜通し展開したが、悪天候も重なり墜落地点の特定は難航した。