ロシア政治犯釈放を 身柄交換の反プーチン政権活動家 英

AI要約

8月にロシアの刑務所から釈放されたジャーナリスト兼反政権活動家のウラジーミル・カラムルザ氏がロンドンで記者会見。プーチン政権の人権弾圧に異を唱え、政治犯らの釈放を訴える。

カラムルザ氏はクレムリンに本物の犯罪者がいると主張し、西側諸国に対プーチン政権への圧力を強めるよう呼び掛け。

捕らわれている政治犯らが生と死の境にいる状況を指摘。カラムルザ氏の奮闘がノーベル平和賞候補となる可能性も示唆されている。

 【ロンドン時事】米ロなどの大規模な身柄交換で、8月にロシアの刑務所から釈放されたジャーナリスト兼反政権活動家のウラジーミル・カラムルザ氏が20日、ロンドンで記者会見した。

 プーチン政権の人権弾圧に異を唱え続け、ノーベル平和賞候補に名前が挙がるカラムルザ氏は「寝ても覚めても(刑務所に)残された人々のことを考えている」と述べ、ロシアで拘束中の政治犯らの釈放を訴えた。

 英ロ二重国籍のカラムルザ氏は「捕らわれている人々は文字通り生と死の境にいる。本物の犯罪者はクレムリン(ロシア大統領府)にいる」と強調。プーチン政権への圧力を強めるよう西側諸国に呼び掛けた。