身柄交換で釈放のロシア反体制派活動家がイギリスで会見「まだ取り残された者たちのことを思い毎朝目覚める」さらなる身柄交換進めるよう欧米諸国に訴え

AI要約

反体制派の活動家がロシアの刑務所から釈放され、身柄交換でイギリスへ移送された際、さらなる身柄交換を欧米諸国に求める会見を行った。

ウクライナ侵攻を批判し25年の刑に服していたウラジーミル・カラムルザ氏は、ロシアで収監中の反体制派の人々の解放を訴えた。

カラムルザ氏はロシアの政府を非難し、プーチン政権の犯罪行為を告発しながら、自身が毒物を盛られたと主張する事件も明らかにした。

身柄交換で釈放のロシア反体制派活動家がイギリスで会見「まだ取り残された者たちのことを思い毎朝目覚める」さらなる身柄交換進めるよう欧米諸国に訴え

ロシアの刑務所に収容され、先月、身柄交換で釈放された反体制派の活動家がイギリスで会見し、ロシアとのさらなる身柄交換を進めるよう欧米諸国に求めました。

ロシアの反体制派の活動家、ウラジーミル・カラムルザ氏はウクライナ侵攻を批判し、去年、反逆罪などで懲役25年の判決を受け収監されていましたが、先月ロシアと欧米諸国の間で行われた大規模な身柄の交換によって釈放されました。

ロシアとイギリスの国籍を持つカラムルザ氏は20日、釈放後初めてイギリスで記者会見を行い、ロシアの刑務所に収容されている反体制派の人々を念頭にさらなる身柄の交換をロシアに求めていくよう、欧米諸国の政府に訴えました。

ウラジミール・カラムルザ氏

「(刑務所に)まだ取り残されている者たちのことを思いながら毎朝目覚め、毎晩眠りにつきます。我々は立ち止まってはならない、休んではならない、他の人々を救出するまで手を緩めてはならない」

また、カラムルザ氏は「真の犯罪者は我々ではなく、クレムリンに居座り、ウクライナ侵攻を始めた者たちである」とプーチン政権を強く非難した上で、プーチン大統領が法の裁きを受けることを願うと述べました。

カラムルザ氏はプーチン政権を批判する活動で知られ、2015年と17年には昏睡状態に陥り、本人は毒物を盛られたと主張しています。