米、人権侵害で新たな対イラン制裁

AI要約

米国が新たな対イラン制裁を発動。12人が対象で、イラン国民への暴力的弾圧への関与が理由。

制裁はイスラム革命防衛隊のメンバーや刑務所職員などを標的とし、バシジなどの治安部隊が抗議活動を弾圧。

IRGCが致死性の武器を使用し、抗議活動者を逮捕。政治的表現を理由に国民を脅迫したとしている。

[ワシントン 18日 ロイター] - 米国は18日、新たな対イラン制裁を発動した。イランにおける「平和的抗議活動への残忍な弾圧」を含む「イラン国民への暴力的弾圧継続」に関与しているとされる12人が対象。

米財務省は声明で、今回の制裁はイランの精鋭部隊「イスラム革命防衛隊(IRGC)」のメンバー、刑務所職員、「死につながる海外作戦の責任者」を標的としている説明した。

具体的には、IRGC傘下の民兵組織バシジを含むイランの治安部隊が全土の都市で平和的な抗議活動の弾圧を主導したほか、IRGCが抗議活動者に致死性のある武器を使用し、政治的表現を理由に人々を逮捕し、暴力で国民を脅迫しようとしたとしている。