中国の動物園の「パンダ犬」、ネットで拡散 着色したチャウチャウが来園者を魅了

AI要約

中国の動物園が、パンダを飼育しているとしていた2頭の動物が、実は体毛に着色したチャウチャウ犬だと認めた。

この事実が動画共有アプリで拡散し、問題になっている。

中国では以前にも似たような事件があり、動物へのリスペクトが議論されている。

中国の動物園の「パンダ犬」、ネットで拡散 着色したチャウチャウが来園者を魅了

(CNN) 中国の動物園が、園の目玉として飼育している2頭の「パンダ」について、実は体毛に着色した犬だと認めた。

パンダンに似せて白と黒に塗られたフワフワのチャウチャウの動画を、南部広東省にある動物園を訪れた来園者が撮影した。

動画共有アプリ「Tik Tok(ティックトック)」の中国国内版「抖音(ドウイン)」に投稿された動画は拡散し、140万回以上再生された。72万5000人を超えるユーザーが「いいね」を押している。

別のユーザーが投稿した動画では、白黒のチャウチャウが入った囲いの隣に「色を塗った犬」と書かれた看板が見える。

看板によると、これらの犬は「パンダ犬」と呼ばれ、パンダに似せて体毛を染めている。性格は穏やかで賢く、人なつこくてかわいいという。

動物園の責任者は、これらの犬について、園で最も人気の動物の部類に入ると明らかにした。

中国で、犬が色を塗られてパンダや他の野生動物に似せられるのは初めてではない。今年5月には東部・江蘇省の動物園でパンダに似せて黒と白に塗られた犬2匹が見つかり、怒りの声が上がった。広範な批判が寄せられる中、動物園は細工を施したことを認めた。

2015年には、南西部成都のカフェが非難の集中砲火を浴びた。このカフェでは、訪れた人のペットをパンダのような色に塗るサービスを提供していた。