園児らが献花し冥福祈る ときわ動物園の慰霊祭【宇部】

AI要約

動物愛護週間に合わせ、宇部市のときわ動物園で動物慰霊祭が行われた。幼・保育園児や関係者が参加し、亡くなった動物たちの冥福を祈った。

園児たちが献花や別れの言葉を述べ、愛情を示した。18匹の哺乳類や4羽の鳥類が過去1年で亡くなったことが明らかにされた。

過去の物故動物数が4514匹に上ることも報告され、動物園の歴史を感じさせる出来事となった。

園児らが献花し冥福祈る ときわ動物園の慰霊祭【宇部】

 動物愛護週間(9月20~26日)に合わせ、宇部市のときわ動物園(多々良成紀園長)の動物慰霊祭が20日、遊園地内にある動物愛護碑前で開かれた。地元の幼・保育園児19人と飼育員、獣医師ら関係者が出席。この1年間に亡くなった動物たちの冥福を祈った。

 

 大学院幼児園(西野紀代子園長)の嘉久志瑠威ちゃん(年長)と赤坂茉優ちゃん(同)が園児を代表して献花。恩田幼稚園(児玉正悟園長)の松﨑悠樹(はるき)ちゃん(年長)と姥迫穂花ちゃん(同)が「大好きな動物さんたち、私たちをいつも楽しませてくれてありがとう。天国でもずっと仲良く暮らしてください」とお別れの言葉を述べた。

 

 同園で昨年9月1日~今年8月31日に死んだのはシシオザル、ワオキツネザルなどの哺乳類6種18匹、ハイイロペリカン、コブハクチョウなどの鳥類4種4羽。

 

 1955年に開園した前身の宮大路動物園から現在までの物故動物は4514匹となった。