イスラエル、ガザ攻撃で14人死亡 ラファで進軍
イスラエル軍がガザ地区を攻撃し、少なくとも14人が死亡。戦車や空爆による被害が広がっている。
難民キャンプでは高波による浸水の危険があるとの懸念が広がっている。
地元住民とイスラム組織ハマス系のメディアによれば、ラファでは戦車が進軍し、住宅が破壊されたと報告されている。
Nidal al-Mughrabi
[カイロ 20日 ロイター] - 医療関係者などによると、イスラエル軍は20日、パレスチナ自治区ガザの北部と中部を戦車や空爆で攻撃し、パレスチナ人少なくとも14人が死亡した。
ガザ最南部ラファでは戦車が北西地区に向けて進軍を続けた。
一方、南部アル・マワシの浜辺に設置された仮設難民キャンプに避難した一部のパレスチナ人は高波で浸水の恐れがあると訴えている。
パレスチナ保健当局によると、ガザ中部のヌセイラト難民キャンプでは、イスラエル軍の戦車による砲撃で8人が死亡、数人が負傷。ガザ市でも住宅が空爆され6人が死亡した。
北部の町ベイト・ハヌーンではイスラエル軍が自動車を空爆し、パレスチナ人数人が死傷した。医療関係者が明らかにした。
地元住民とイスラム組織ハマス系のメディアによると、ラファでは、航空機の支援を受けた戦車が北西地区に向けて進軍を続けた。ラファの東部地区ではイスラエル軍が複数の住宅を破壊した。