ガザ・ウクライナなどの戦争終結へ注力、来週の国連総会で=米国連大使

AI要約

米国の国連大使は、年次総会で戦争や紛争の終結と人道支援活動の重要性を強調。

特にウクライナ、ガザ、スーダン、ハイチなどの紛争地域に焦点を当て、人道危機への対応を呼びかけ。

また、トランプ前大統領の暗殺未遂事件についても容認できないとの見解を示し、指導者の安全確保の重要性を強調。

[国連 17日 ロイター] - 米国のリンダ・トーマスグリーンフィールド国連大使は17日、ニューヨークで来週開催される国連の年次総会で、米国は戦争や紛争の終結と、過剰な負担を負っている支援システムの再活性化に注力するとの考えを示した。

同氏は具体的に、ロシアのウクライナ戦争やパレスチナ自治区ガザでのイスラエルとイスラム組織ハマスとの戦争、スーダン紛争、ハイチの情勢不安などについて言及した。

グリーンフィールド氏は記者団に対し「銃声を鎮める努力と同時に、人道危機への取り組みも倍加させなければならない」と表明。人道支援活動家は自らの命を危険にさらしているにもかかわらず、「資源や保護、仕事に必要なアクセスを提供されていない状況にあると何度も耳にしている」と述べた。

また、15日に発生したトランプ前大統領の暗殺未遂とみられる事件について「容認できない」と言明。「われわれにはここを訪れる各国首脳だけでなく、自国の政治指導者を守る責任もある」との見解を示した。