チェチェン首長、マスク氏非難 武装テスラ車を「遠隔操作で使用不能に」

AI要約

チェチェン共和国の首長がテスラのトラックをイーロン・マスクから贈られたと主張し、遠隔操作で動作不能にされたと非難。マスクはこの主張を否定。

首長はトラックを戦闘で使用し、ウクライナで活躍したと主張。

イーロン・マスクの行為について非難が相次ぐ中、物議を醸している状況。

チェチェン首長、マスク氏非難 武装テスラ車を「遠隔操作で使用不能に」

【AFP=時事】ロシア南部チェチェン(Chechen)共和国のラムザン・カディロフ(Ramzan Kadyrov)首長は19日、米電気自動車(EV)大手テスラ(Tesla)のイーロン・マスク(Elon Musk)最高経営責任者(CEO)から贈られたと主張する同社のトラックを「遠隔操作で動作不能にされた」として同氏を非難した。

 17年以上チェチェンを強権支配しているカディロフ氏は先月、ルーフに機関銃を取り付けたように見えるテスラ製のピックアップトラック「サイバートラック(Cybertruck)」を運転する動画を公開した。

 カディロフ氏は同車について、マスク氏から受け取ったものだと主張した。だが、マスク氏は自身が所有するX(旧ツイッター)への投稿で、それは「うそ」だと否定した。

 その後、カディロフ氏は「つい最近、マスクは遠隔操作でサイバートラックを使用不能にした」と通信アプリ「テレグラム」に投稿。「イーロン・マスク氏がそのようなことをするのは良くない。彼は心からの高価な贈り物をしておいて、遠隔操作でそのスイッチを切る」と非難した。

 カディロフ氏はSNSへの投稿で、受け取ったトラックは戦闘で使用され、ウクライナで「見事に活躍した」と主張している。【翻訳編集】 AFPBB News